- 顎の成長は予測がつかないので、永久歯がはえそろって矯正治療する方が方針が立てやすいという考え方です。また、矯正治療中の歯みがきのことや矯正治療に対するモチベーションなどを考えあわせて中学校ぐらいから始めるほうが良いと言う意見もあります。
- けれども、ズレたかみ合わせが顎の成長に影響を与えることもありますので、成長期だからこそアプローチしなくてはいけないこともあります。顎骨の成長が終わってからでは、治療方法の選択肢が少なくなるとも言えます。
- また、永久歯が生え始めた頃に簡単に1〜数本だけきれいに整列することで、本格的な矯正治療が必要でなくなることもあります。良くない部分だけ整列して自然な顎骨の成長を促したり、咀嚼(そしゃく:食事のとき噛むこと)機能を発達させたりすることができます。そういう場合には、治療期間も短く、治療費もそれほどかかりません。
- したがって、患者さんの歯ならびや顎の成長などを考慮して治療開始時期は決めていますので、おかしいなぁとか、気になるなぁと思ったら、費用・支払方法のことも含めて早めに相談をしておくことをお勧めします。
- 骨格やかみ合わせの程度、治療の開始時期や協力度によって治療方法、治療期間や治療効果は違ってきます。こちらをご参照ください→治療法のいくつか@Ha3